よみました
わたしの読んだものがたりの感想です

「キツネ山の夏休み」
富安陽子/作・絵


 暑くて、長い夏休みを見事に描いている物語です。
 どちらかと言うと、いまはお目にかかれないような
できごとや食べ物などが出てきます。
 そして、人懐っこい動物というかお化け(?)が、
いかにも夏らしい雰囲気を盛り上げてくれます。
 夏休みが長いことや、毎日遊んでばかりいることや、
それでいて似たような日々を送ってしまうことって、
夏休みが終わってみないと分からないものですが、
この物語は、それをまざまざと見せてくれている
ように感じました。
 こういう休みでないと、おばあちゃんのところへは
遊びに行かないのは、なぜなんでしょうね?
 この物語に出てくるおばあちゃんは、「隠し事を
していても、まるごと見守ってくれる」、夏休みの
おばあちゃんです。
 郷愁を誘う感じではあるのですが、それでいて
幻想的な場面もあって、あざやかな色の夏休みの
物語だと思います。


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