よみました
わたしの読んだものがたりの感想です

「きつねの窓」
安房直子/作・織茂恭子/絵


 安房直子さんの物語の中でも、強烈な印象を
与えてくれる、ほんとうにきれいで、そして寂しい、
あざやかな物語です。
 ききょうの花で、染めたかったものは、ほんとうに
指だったのだろうか、それとも青年の心だったのだろうか、
それは読む人にとって、さまざまに受け取れると思います。
 何度も読んだことはあるのですが、絵本で読んだのは
初めてだったので、思い描いていた雰囲気と違うような
印象を受けました。
 どこかに、学生運動の頃の面影を持っている
物語なんだなあと思いました。
 まるで、うたかたのゆめのような雰囲気があって、
いまさらながらに絵本での絵の持っているすごさに
驚かされます。
 ひしがたに作った指の窓は、もしかすると、
手軽にできる「自分の思い出の窓」なんでしょうね。


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