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「海と風のマーチ」
堀 直子/作・木村桂子/絵
堀さんの物語は、読むと自分の知らないことを
題材にしていることが多いので、読む時には
何か発見したいという気持ちがあります。
この本にも、それはしっかりありました。
帆船が航海の無事を祈るために、あちこちの
港で、帆船同士で海戦をするなんて、ぜんぜん
知らなかったので、読んでいくうちに、だんだんと
気持ちが昂ぶっていきました。
この海戦そのものが、題材になっているとも
思えるお話で、そこに持っていくまでの伏線が
ぱっと読んだ時に重たそうだったので、買ってから
全部読むまでに時間がかかってしまったのですが、
この伏線も、あとになって重要な鍵になります。
現実的な生活を描いているのが最初の部分で、
後半は、長崎を舞台にした、堀さんならではの
躍動的なお話になっているので、これまでの本と、
そう違いはないと思います。
海戦の場面は読んでいて、ほんとうに感動しました。
海に生きる人って、かっこいいなあと素直に思いました。
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