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「ねこなき山小学校」
富安陽子/作・篠崎三朗/絵
富安陽子さんの本の中でも、とびきり素直で
まっすぐで、おもしろいものがたりです。
あまりにもストレートな感じのお話なので、ひねりの
無いかと思いきや、そこは別のものがあって、これが
隠し味になっているような気がします。
それはなにか?
なんといっても、ねこなき山小学校の先生でしょう。
これほどおもしろい登場人物(?)に出会ったのは、
はじめてだというくらい、おもしろい先生です。
音楽の授業とか、テストとか(これがおもしろいです)、
いろいろありますが、なんたってチャイムは傑作です。
こんな学校に、こんな先生だったら、学校に行くのが
楽しくて仕方ないでしょうね、きっと。
現実には、間違ってもないだろう、もっと言うと、現実的な
感じをまったく感じさせないところに、このお話が
おもしろい理由があるような気がします。
絵も、素直でまっすぐな感じがよく出ています。
ほんとうに大笑いできて、ほんのちょっと郷愁を
感じられるものがたりだと思いました。
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