|
「おしゃべりなカーテン」
安房直子/作・河本祥子/絵
安房直子さんの物語にしてはめずらしい、
カーテン屋さんを軸に、いろいろなカーテンを
通して描いている連作ものの本です。
おばあさんが、なにを思ったのか、とつぜん
カーテン屋さんを開くと言い出して、自分の
店のカーテンを作り上げるところから始まって、
ここから、いろんなお話が出てきます。
どれもこれも、いかにも安房さんらしい、
淡い感じのお話ばかりですが、特徴的なのは、
どのカーテンのお話にも、歌が出てきます。
この歌(というか詩なのでしょうか?)が
お話全体というか、物語全体に跳ねるような
感じを与えていて、読んでいて「おもしろい」と
思いました。
河本さんの絵も、「おもしろさ」を引き出す感じで
お話にぴったりです。
もしかすると、安房さんの物語の中でも、読んでいて
思わず笑えてしまうところが、めずらしいのかも
しれない、そんな印象を持ちました。
|