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「べにばらホテルのお客」
安房直子 作/峯梨花 絵
安房直子さんの作品の中でも、ちょっと異色な作品だと
思っています、なぜか?
主人公は作家なのですが、なんとなく自分をイメージして
いるのではないかと思えるくらいに、感情を表面に出した
文章になっていて、しかも恋愛を題材にしているからです。
めったにお目にかかれないふたつの要素を兼ね備えている
この物語ですが、登場するのは森の動物に、妖精など、
いかにも童話に出てきそうな方たちばかりです。
そのせいか、すごく力強い印象を受けました。
きれいなだけではない、夢物語でもない、かと言って
現実的な感じもない、それでいて表情まで見えるくらいに
細やかな雰囲気があります。
最後の主人公の一言が、洒落ていて、とてもいいです。
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