アスミルユメ 〜アニメのおはなし〜


【要注意】ねたばれがありますので、ご注意願います



最終更新日:2011.05.23


放浪息子
「原作関係」

コミック原作:志村貴子
コミック本:現在11巻まで出ていて続行中です。
小説本:不明ですが無いのでは?
アニメ放送:BSフジ
アニメ監督:あおき えい
アニメ放送回数:12話
アニメDVD:バラ売り形式があります。

「あらすじ」

女の子になりたい男の子の二鳥修一と、男の子になりたい女の子の
高槻よしの、この2人の成長、日々の葛藤、気持ちの変化などを
千葉ささおり、有賀誠、佐々かなこなどの豪華サブキャラを交えて
描いている思春期コミックです。

「かんそう」

アニメは原作にかなり忠実に作られているのですが、12話という
短さがゆえに、コミックの全容までは描ききれていません。
しかし、絵的にもコミックに忠実に作ったのと、コミック自体の
完成度が高いので、アニメのDVDを買ってみても十分かと思います。
個人的にはコミックを買って読んでいますが、どういう風に
ランディングさせるのか、とても興味があります。
設定自体はそれほど難しくないのですが、なにしろ細部まで
話を練っているだけあって、コミックの描写は見事です。
絵的には、コミックは標準レベル、アニメは背景飛ばしまくりで
現代風のちょっと前にはやった手法かなと思いました。
学校の雰囲気とか、修学旅行とか、受験とか、思い当たる節が
ありすぎて、もしかして作者の志村貴子さんは近所にいるのではと
思わせるくらい、読ませます。
ここ数年で見たアニメでは、相当おもしろいと感じました。
音楽はフラクタルといい勝負かなと思います。
アニメにはよく合っていますが、単独で聴くとなると悩みますね。
個人的には、シュウの姉の二鳥真穂ちゃんの大ファンです。




しにがみのバラッド。
「原作関係」

コミック原作:文庫が原作です。
コミック本:マーガレット系であります。
小説本:文庫が原作なのですが、絵本っぽいのがあります。
アニメ放送:WOWOW
アニメ監督:望月 智充
アニメ放送回数:6話
アニメDVD:バラ売り形式があります。

「あらすじ」

A-100100というIDを持った白い服、赤い靴の少女モモと使い魔の
黒猫のダニエルが、死神という仕事を通して、何か生きることの
大切さと大変さを、ちょっとひねって描いています。原作は
たくさんあるのですが、アニメはなぜか6話で完結です。

「かんそう」

アニメで見ると原作の叙情的な感じや、感情を露骨に表現している
散文詩のような感じは味わえないのですが、風味はあるかなあと
思います。手をつなぐというのが、キーになっている感じで、
全体的に話はおだやか、設定は過激、でもってモモは不可思議、
ダニエルがまともに見えるくらいです。好みは分かれますが、
私はどこに主体があるのかよく分からないアニメが好きなので、
はまる人ははまっちゃう、だめな人は即だめでしょうね、きっと。
絵的にはさすがにグループタックと望月監督、さすがです。
あとは音楽が予想以上にいいです。思わずいろいろ買いました。




絶対少年
「原作関係」

コミック原作:不明ですが無いのでは?
コミック本:原作が不明なので本も不明。
小説本:田菜編と横浜編の2巻があります。
アニメ放送:NHK
アニメ監督:望月 智充
アニメ放送回数:26話
アニメDVD:バラ売り形式があります。

「あらすじ」

どこへ向かったらいいんだろうか、向かったほうがいいのか、
考えているような、そうでないような、それでいて素直そうな
逢沢歩くんが主人公のアニメです。
田菜編と横浜編で構成されていますが、田菜編を見ないと
横浜編は何がなんだか分からない構成になっています。
アニメにしては童話的要素がちょっとあって、不思議な光の
織り成す現象に、主人公を含め、登場人物の思考と行動を
ひとつの物語として紡いでいます。

「かんそう」

横浜編のラストが、ちょっと簡単にやっつけたなあという
感じですが、田菜編はおもしろいです。
田菜編のほうが人間味と神秘性、素直さにおいては見事に
描いている印象を持ちました。
横浜編は、どこかつじつま合わせの感じがして、物語としては
幻想的な感じや複雑さが無いです。
ただ、横浜編をおまけとして観るほど軽くも無くて、いろんな
問題を提示しているような気がします。
何と言っても戸部淑さんのキャラデザが見事というしかなくて、
時々変なアングルの絵も出てきますが、全体としてはとても
幻想的な雰囲気を出しています。
横浜編の最終話は、迫力と美しさがあってきれいです。
小説のほうが個人的にはおもしろいと感じました。
手っ取り早くあらすじを知りたければ、もしくは、小説だけで
知りたければ読んでみるのはお勧めです。




NOIR
「原作関係」

コミック原作:不明ですが無いのでは?
コミック本:原作が不明なので本も不明。
小説本:これは何かあるようですが不明。
アニメ放送:テレビ東京
アニメ監督:真下 耕一
アニメ放送回数:26話
アニメDVD:バラ売り形式があります。

「あらすじ」

記憶をなくした夕叢霧香(ゆうむらきりか)が、フランスのパリに
いるミレイユ・ブーケとともに、記憶探しを行うという感じなのか
そんな雰囲気の話です。なので舞台は主にフランスです。
CLAMPさんの作品によく出てくる「偶然はない、あるのは必然」を
まさに地で行っているアニメで、かなり話を見ていくうちに、思わず
「なるほどね〜」と思える展開を見せます。
最後は、明確にどうだという終わり方していませんが、ブドウ畑は
誰が面倒見るのか、謎ですね。

「かんそう」

必然の伏線とかを考えながら見ると、かえって疲労します。
毎度のように、銃で人を撃ち殺すシーンが出るので、年齢制限版に
なっていないといけないDVDだと思います。
霧香ちゃんだけで、全話で軽く200人程度は撃ち殺しています。
こうなると、何がおもしろいんだという感じに聞こえますが、
銃撃戦のアクションシーン、霧香ちゃんのかわいさと無表情な目、
単独で通用しそうなくらいの音楽のきれいさ、これがアニメに
ばちっとはまって、独特のリズム感があります。
特に音楽は、かなりレベルが高いです。
リズム感をアニメで出そうとしたときに選んだ手段が銃撃戦かも
しれませんが、それにしても撃ちも撃ったり、毎回すごいです。
アニメの新たなリズム感を生み出した功績は大きいと思いますが、
のめり込んでは、とても危険なアニメかもしれません。




ふたつのスピカ
「原作関係」

コミック原作:柳沼 行
コミック本:2005年3月現在7巻で続行中です。
小説本:アニメのあらすじに近い物語で、2巻で完結します。
アニメ放送:NHK
アニメ監督:望月 智充
アニメ放送回数:20話
アニメDVD:BOX形式とバラ売り形式があります。

「あらすじ」

鴨川アスミという短髪の少女が、「ロケットの運転手さん」を
目指すために、一途に努力するお話です。
「獅子号」というニックネームのロケットが墜落する場面から
始まるアニメで、登場人物が何らかの形で、ロケットに関係して
います。登場人物がアスミにどんどん関わっていくうちに、
変化を見せていきます。

「かんそう」

とにもかくにも、「ふたつのスピカ」なので、「ふたつ」がキーワードの
ように思います。最初は、アスミとライオンさん、宇宙学校に入って
アスミと近江圭ちゃん、鈴木秋くんと府中野新之介くん、アスミと
宇喜多万里香ちゃん、そしてアスミと柴田かさねちゃんなどなど、
考え出したらキリが無いです。
重要な人物は、アスミの他には、万里香ちゃんのような気がしますが、
大きなスピカとなると「アスミとかさね」だと思っています。
絵的には、原作の方が、味があってとても話に合う感じがします。
アニメの絵は、原作をデフォルメしていますが、曲選択がばっちりで、
どっちを読んだり見たりしても、心に響く何かがあります。
アスミの一途さ、まっすぐな素直さが、強く表面に出ていて、どれを
とってもおもしろいです。
最近のNHKアニメでは、傑作だと思います。




魔法遣いに大切なこと
「原作関係」

コミック原作:山田典江/よしづきくみち
コミック本:2005年3月現在2巻で完結です。
小説本:オリジナルの物語が3巻、プライマルが1巻出ています。
ドラマCD:2話出ています。
アニメ放送:テレビ朝日(東京)
アニメ監督:下田 正美
アニメ放送回数:12話
アニメDVD:バラ売り形式があります。

「あらすじ」

魔法労務士になるために、遠野から上京した菊池ユメちゃんが
東京で魔法を遣った経験を積み重ねていきながら、気持ちの
機微を描いたお話です。
渋谷で自動車を浮かしてしまう、ニセ札作るなど、いろいろ
やりますが、「何が大切なのか」を追いかけていきます。
キーワードは「心をこめて」で、このキーワードで全ての話が
回っているように見えます。

「かんそう」

なんといってもユメちゃんが抜群にかわいいです。原作の方が
絵的には好きですが、アニメでもそれほど遜色はありません。
「心をこめて」遣った魔法が、決していい方向に回らないのですが、
回らないときに悩んで答えを見つけていくユメちゃんの一途さは
かなり心に響きます。
アニメの音楽は、これ以上ないんじゃあないかというくらい出来が
いいです。サントラCDだけ買っても十分聴き応えがあります。
主要な登場人物は、指導教官の小山田雅美さん、ギンプン局長、
アンジェラ・シャロン・ブルックス(略してアンジェラ)あたりかと
思います。ちなみにアンジェラの指導教官は局長です。
ユメちゃんに関わった人が変わるのではなく、ユメちゃん自身が
変わっていくお話の特性がよく出ていて、「心をこめて」という
キーワードが成長していく過程は、とても見応えがあります。

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