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『メガネ男子』読後感


すっかりトレンドから遠のいている間に、こんな本が。

『メガネ男子』/ハイブライト 編

何でも、mixiちうコミュニティエンターテイメントソーシャルネットワーキングサイトって何か早口で言うと確実に噛みそうな、よーするに会員制コミュニティですか、そーいったモノの中で、『メガネ男子愛好会』ちうのが設立、盛り上がっているらしいと。
自分もその存在は耳にしていたものの、さりとて会員になってまでも参加する程のモノでもないなぁと傍観していたのだが、どうやら昨今のメガネタレント・ミュージシャンブームに乗って、こんな本まで出してしまったとのこと。
まぁとりあえず、買ってみました。一応メガネくん好きとしては。

正直、期待度は半々でした。まぁ世のメガネくん好きの好みと己の好みには、幾分か、いやかなりの齟齬があるのは百も承知してましたし。世のサブカルシーンを熱烈に追いかけるよーな情熱も最早枯れ気味の自分としては、今どきの流行のメガネくんをチェックしてみるか、な気持ちで開いてみたわけで。
まず、特にプッシュされてる(らしい)4名のグラビア。役者の中山祐一朗、ミュージシャンの青山陽一、お笑いのおぎやはぎ、そして何故か春風亭昇太。まぁかなり編者の好みが反映されている予感はしたのだが、この選択の偏りっぷりは潔くて良い(己の好みとはあまりカブらないまでも)。・・・と書いてから思いついたのだが、まさか予算の関係であまり有名な人には頼めなかったのか?(苦笑)
続いて「メガネ男子と朝食を(ポエム付き)」「メガネという名のスイーツ」・・・・この辺りから、ちょっと付いていけなくなってくる。予感の悪い方だ。どーしてターゲットを女子にすると、こうオサレなアプローチがされるのであろう。まぁモデルが白シャツなのが唯一の救いか。
以降、メガネ愛好会幹部(どーやら中心はハチクロ好きの模様)のトーク。あ、また微妙な齟齬が・・・。そんなにオサレでないとダメ?いや明らかに狙ったのはダメ、ってのは解るんですが。
メガネ男子名鑑(プロフ・視力・写真つき)。うちの紳士録では出来ない写真付きがイイナー。とりあえず、紳士録で名前だけ知ってた方々のメガネ姿が拝めたのは収穫でした。
香山リカ、辛酸なめ子のコラム。相変わらず面白すぎます。メガネ=ハンディを乗り越えてきた、という考察は成程と思ったり。女性が劣等感を感じないとか母性本能くすぐられるとかは違うような気もしますが。福田里香の曇りメガネコラムはどーでもいいや。
ドラマ・映画メガネコラム。大体が放映時からチェックしてたってのが何とも。音楽メガネ(最近はメガネロックというらしい)コラム。ライダーズとか押さえられてて嬉しいなぁ。クレイジーケンバンドまでもがメガネロックに含まれてしまうのが驚き。サングラスまでもが括られるならシャネルズとかどーな(略)。漫画メガネコラム。ここが一番読者の反応を分けるところじゃなかろーか。何となく、『学生時代は漫研所属、今はパンピーだがこっそり話題作はチェック』なお姉さん方が選んだのかなぁと作品名を見て思う。わりかしスマートなメガネくんが並ぶ中で異彩を放つコナンが何とも。
マッドサイエンティストカフェ@SF大会レポ。行きたかったんだよなぁ。スタイルだけならありがちだが、専門のトークをしてくれるってのが堪らないかと!!どーせならマニアカフェの本場アキバで再出店して欲しいものです。
マンガ「キミの世界へ」。どっかで見た&好みの作風だなぁと思ったら、「いわみて」の人ですか。メガネくんのキャラ完璧です。白シャツ最高。ボケも良し。マンセー!そしてついでに「いわみて」の続きも早くお願いします〜。
『もしもこいつがメガネをかけたら・・・』何人かは既に何処かでメガネをかけてるんですが。ちうかこーいう本を作る方々なら、少なくとも「YASHA」で伊藤英明がメガネかけてたのくらい覚えていて欲しかった・・・
メガネ屋&メガネ屋のメガネ店員一覧。メガネドラッグは範疇外ですか。全員メガネなのに・・・。メガネのファッション事情。アキバ系メガネくんは範疇外ですか。ちうか世の中のメガネくん(というか男子一般)ってそんなにオサレに気を遣わないと思うのだが。まぁコレも理想って事ですか。
メガネ男子ランキング。回答者が偏ってるのは仕方ないと思いつつ何だかなぁ。好きな仕草・嫌いな仕草で嫌う方がいーかーにーもーデブ&キザだってのもこの本全体通じてそーですが偏ってるよなぁと思ったり。

総じて。メガネくん好きのほんの一端を垣間見るには良い本かと。「メガネロック」とか「メガネ芸人」とかの言葉を聞いて反応する、あるいは「それってナニ?」と思う人には良い愛読書&指南書にはなるのでしょう。とりあえず登場するメガネくん達はみなさんイケメン揃いでウハウハです。文章も、対象メガネくんへの愛がいっぱいで好印象です。
点数つけるなら、わりと高得点です。少なくとも、一連の雑誌記事のよーな、男性記者の目から見たメガネくん好き女子の分析に比べたら、やはり同じ女子だけあって読んでいて安心できます。
ただ、どーしても自分がこの本の世界に馴染めない気が未だにしているのは、好みがカブってないとかオサレすぎとかそーいった部分だけではなく、たぶん「メガネくんスピリット」が弱いからなのではないかなーと思うのです。

メガネをかけた外見が格好良いのは、ただの「目の保養」。
メガネにプラスして、業績や行動、言動がメガネくんスピリットに溢れていて初めて、それは「萌え」となる。


まぁ萌え処なんて人それぞれ千差万別なので、そんなモノ完璧に満たすには、自分でそんな世界を構築するしかないのだが。
とりあえず、こんな本を出せたらなぁ、と思っているだけで何も動かなかった自分からしてみたら、この本はそれだけで既に、スタンディングオベーションものなのである。感謝。