荒木幸史のCOSMOS FANTASY


少女
たとえば夜明けの湖で / 少女が沐浴するとき
青い空から / 目に見えない花びらが
かなしい少女の心にふりそそぐ / 時がたち
透明な水をたたえた湖の周囲に / いっせいにコスモスが咲きみだれる
それは / あの少女の化身である

午後のひかりが海を照らし / 貨物船が水平線に消えていく
あたりに物音もなく / 青い空と深い海が手をつないで
未来について語り合っていた / 見上げると
コスモスの花びらの流れが / いくつもの虹になって
空にのぼっていく / それは海と空をつなぐ
巨大な花宇宙になっていた
COSMOS FANTASY(1)

COSMOS FANTASY(3)

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