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ここには新しい評を置きます。月が変わったら年代別の頁へ移します。
データは、ライナーノートやAll Music Guideを参考にしています。



  • The Greatest Rock and Roll Band in The World /Supersuckers
    テキサスはオースティンで90年に結成された四人組、サブポップでの活動をまとめたアルバム。グランジふうのぐじぐじした感じはなくて、ストレートなパンクふうR&Rがメイン。ただ面白いのは、97年以来カントリーに接近してること。ここに収められた中にも若手オルタナ・カントリー系のスティーヴ・アールや、70年代にオースティンを根城に活動していたウィリー・ネルソンとの共演があります。前者とはキース・リチャーズの「Before They Make Me Run」をまんまカバーし、後者とは直接ネルソンの曲をカバー。アールもネルソンも、ややオルタナティヴな方向で活動してきてる人たちなので、共演がおかしいとは思いませんが、弛緩したカントリーふうナンバーと直情的なパンク・ナンバーが同居してるのって、かなり妙な感じがします。いわゆるオルタナ・カントリーのバンドって、もう少し内省的な雰囲気あるのに彼らはそうじゃないから。まあそれだけカントリーになじみがあるってことでしょうか。 バカっ早い18「Can't Resist」はグレイト。他は保留、といった感じです。アイス・キューブのカバーもあり。

    '99年 Sub Pop : SPCD 480


  • Big Sound 2000 /Nomads
    キャリアが20年になる、スェーデン出身のガレージバンド、四人組。パンク経由のストーンズみたいな感じで、パワーコードのダウン弾きが多い割には、ルーズな70年代R&R色も濃いです。ファズを通したギターもあったりして。好みとしては、6、8のようにテンポが早くてR&Rリフを強調したものがいいですね。ギターが競り合ってうなりを上げてます。元々ヘラコプターズの先輩ということで聴いてみたのですが、まあ、ハズレも大当たりもないという感じ。店でかかってれば名前を確認するかな?

    '99年 Estrus : ESD1252


    1999/12/21


  • OK Computer /Radiohead
    イギリスの五人組、三作目。プロデュースはナイジェル・ゴッドリッチとバンド自身。終盤のミディアムテンポの連続がちょっと飽きるけど、順調に良い出来。伸びるボーカルが素晴らしいし、一種乱暴なリズムの上にギターや弦が跳びまくってる情景もOK。プログレふうでもあるんだけど、かならず前面に出てきてズガダン、ズガダンやり出すんで、まわりくどい感じはないです。ステバチにさえ聞こえる8.Electioneeringとか、フリーキーな感覚は大事ですね。次はまた思いがけない方向に行って欲しいです。同路線だとたぶん落ちて聞こえるような気が。。

    '97年 Parlophone/EMI : 7243 8 55229 2 5


  • The Bends /Radiohead
    イギリスの五人組、驚異的にスケールを増した二作目。演奏、曲とも実に力強く、90年代有数のアルバムと言えるでしょう。こういうふうに化けるとは思いもしなかったです。ファルセットで漂うボーカルの背後からバック陣がせり出て、痙攣してうなりをあげていくようなダイナミズムに富んだ演奏。よそではなかなか出会えない類の迫力があります。プロデュースはジョン・レッキー。良い仕事。特に割れかかった音をそのまま入れた勇気に拍手!日本盤のボーナス・トラック二曲も良い出来です。

    ライブ映像を見ると、これまた独特な雰囲気。ドラムとベースはステージ後方に寄り添ってアイコンタクトを取れる立ち位置をキープ。フロントは三人。向かって左の長身二枚目ギター、エド・オブライエンは意外に高い声でコーラスをつける。中央のトム・ヨークはギターを持ったり持たなかったりでボーカルメインのパフォーマンス。とにかく自分たちの音が観客に及ぼす作用について強い自信が伺えます。余裕あるもの。で、遊撃的なポジションが右手に居るギター/キーボード/SE担当のジョン・グリーンウッド。こーいつが見るからにアブナイのですわ。何をやるかわからん没頭性偏執狂という感じで、うつむいて妙な機械をいじくったり、いきなりパワーコードをぶちかましたり。異常なスリルは彼から発せられてますね。そういう5人からなるアンサンブルは、結果として信じがたいような高揚感のなかに軋みがあり、ロックそのもの。これは人気出て当然だぁ、と思ったことです。素晴らしい。出た時に聴かなかったの大後悔です。

    '95年3月 東芝EMI : TOCP-8489


    1999/12/14


  • The Very Best Of...1977-86 /Elvis Costello & The Attractions
    リバプール出身、ベスト盤。各種の編集盤が出ていますが、初期の代表曲をてっとりばやく聴くには最適の一枚ではないでしょうか。「Alison」「Pump It Up」「Peace, Love And Understanding」「Oliver's Army」「Accidents Will Happen」「High Fidelity」「Everyday I Write The Book」「Shipbuilding」等など全22曲。アルバム単位で聴くと、こねくりまわしたあげくポップと言えないものになってるケースが多々あるように思いますが、こうして並べるとやはり良い曲書ける人やなあと実感します。

    発売'94年 Demon : dpam 13


    1999/12/1


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