|
解散後二年たって出たベストアルバム。メンバーの自選とのことでしたが、選曲に驚きました。確かに代表曲揃いなんですが、これだとへんてこ過ぎて売れないのもしょうがない、、と思ったです。でも良いのです。特にやっと聴けた初期ソノシート収録の「SALT」など、音を出すにあたってのスタンスが初めっからローザやったんやなあ、と感動しました。説明するの難しいですが、パンクのあとに日本でロックやるのって、振り払わなくちゃならないものが多かったと思うのです。写真と年表も充実。 '89年 MIDI : 32MD-1055 文学少女系から、陽性の肉体派バンドへ様変わりしたゼルダ。何が彼女らをそうさせたか?面白い問題ですが、もちろんそんなことはわかりません。ゼルダのさちほさんは、ローザをデビューの頃からラジオでかけてくれてて、ミニアルバムには揃ってコーラスで参加したり、かなり親しそうでした。ここではお返しに、かどうかわかりませんが、玉城さんが「Goldy/まぶしい瞳」でギターを弾いてます。こっれが、これが良いのですねー。恐竜の啼くような音、フレーズ。イントロのクリアなアルペジオはゼルダの人かな?玉城さん?という気もしますが、不明です。 とりあえず、ボガンボスでデビューしたどんと・永井さんと、対照的な境遇に落ち着きつつある玉城さんの演奏が聴ける点で、印象深いアルバムです。 '89年9月 CBS/Sony :32DH 5311 初期ミニアルバムの再録音盤。勢いにのるバンドのパワーを感じます。音圧も高いし、ぎらぎら艶っぽい音してますね。 曲は二年前のミニアルバムそのままで、タイトル曲ほか「I Can't stop Dancing」「Feelin' Satisfied」「Burnin' Love」の4曲。最初のは蛾のジャケットだったですね。ずっと蝶だと思ってましたが。レンタル屋で録音して済ましてしまいましたが、人気盤だったようです。 '89年7月 ? : ? ニューオリンズで録音された、デビューアルバム。なんというか、、、、音がゆるい!どんとはこれで気に入ってる、と語ってましたが、もうちょっとスッキリ詰まった音で録って欲しかったです。シングルの録音とは、ずいぶん感じが違います。 「夢の中」も、ライブでの演奏の方がシャキっとしてて好きでした。全体に空間の感じられるミックスで、それがいい部分もあるんだけど。。当時EZっていう番組で、この曲のライブシーンが流れた時には、短時間しか流れてないにもかかわらず、メタル・フリークの友人まで「お、名曲っぽいやんけ!」と反応があったもんでした。 他には、ローザ時代に書いていたという「魚ごっこ」、夜更かししたい若もんのことを唄った「トンネル抜けて」、ニューオリンズ・クラシックそのまんまのリフにおもしろい歌詞を付けた曲、わかりやすくロックバンドな曲、等など、良い曲、演奏が盛りだくさんなので、やはり代表作と言えるアルバムでしょうね。あと、ボガンボスのファンは、原色系の服着た、なんか幸せそうな子が多くて、それはやっぱ良いことでしょうねー。 '89年7月 Epic/Sony : シングル。世は、ホコテンとかイカ天とかバンドブーム真っ盛り。プリプリも、あれこれ言われながらも人気ありました。はすっぱで元気なボーカル、ロック姉ちゃんなギター、麗し系のキーボード、音に賭けるぜ!ふうなベース、子供っぽいドラム、とキャラクターはっきりしてたの良いですね。ライブ演奏は心許ないとこもあったけど、曲はかなりいいと思います。 特にこの「ダイアモンド」。モータウン系の音に、ロック好きな気持ちを唄い込んだ歌詞。”針が落ちる瞬間の、胸の鼓動焼きつけろ〜”というとこ、いいじゃないですかー。SG抱えて、細腕でカッティングソロをやる中川加奈子、かっこよかったです。ボーカルの人は、沢田研二の「彼は眠れない('89)」に、他のロック若手の人といっしょに曲提供してました。あのアルバムもけっこう良かったなぁ。 '89年4月 CBS/Sony : 10EH-3272 デビューシングル。ローザ脱退後、ライブ中心にファンを増やしていき、VOS等のビデオマガジンでちょろっと姿を見せたりしてましたが、遂にメジャーのエピックから堂々デビュー。同時に「宇宙サウンド」というライブビデオも出ました。 CDをかけると、いきなりスパコーーン!!とドラムにビンタ張られ、ずんっずんっずん、ずんずんっ、とお尻をゆらすビートが繰り出されます。しゃきっと録音されてるし、よし!よし!よし!と思いました。なんといっても重いドラムが心地よいです。歌詞は、ローザ時代に較べると、ぐっとストレートで、ああ、そこまで言うのか、、、とちょっと戸惑いも覚えましたが、ボガンボスはそこが良かったんでしょうね。いやが上にも期待を煽るシングルでした。 '89年4月 Epic/Sony : 10.8H-3106 3rdアルバム。モンキーパンチふうのジャケットが薄汚れた雰囲気でかっこよかった。ポスター貼ってましたわ。 演奏はちょっと粗いけど、ヒットした「ONE NIGHT STAND」「SING MY SONG」等もあれば、B級っぽい良い曲も入ってるという内容。ヴァイオリンの入った曲などもあり、戸城さんは「欲望」のディランを引き合いに出したりしてました。 リフもの、バラードもの等定番もあるけど、かなりポップ技の懐深い人たちですよね。 あー、シングルは別バージョンだったかな、彼らは。 '89年3月 ? : ? シングル。ベスト・カップリング・シングルとありますが、まさに。ヒットしたのはちょっと前だと思います。彼女の声は妙に情に訴えるとこがあって、曲もわるくないし、これが中古150円ならお徳用です。どんとも彼女のこと好きらしいですが、彼のみならずファンが多いのうなづけます。 '88年 東芝EMI/トーラス : 10TX-5007 シングル。今やいいポジションに収まって万々歳の奥田民夫。この曲はサラリーマンの悲哀っぽい歌詞もおもしろいし、スカパンクっぽい早いドラム、拍子の違う流麗な弦アレンジ、メタルっぽいギター、オペラを茶化したような歌など、好きでした。まだ若かったのになぁ。それにしても民夫が売れて、何故どんとが売れない?? '88年 CBS/Sony : 10EH 3277 シングル。3rdアルバムからのカットですね。ピアノもいいし、切ない歌詞、曲とも、いやがおうにも若い熱情がかきたてられて、仁王立ちして歌いたくなるではないですか。”栄光に向かって走る あの列車に乗っていこう〜”おかしみの滲んでるとこがまたいいな、と思います。 '88年 日本クラウン/Meldac : 10MD-16 ルースターズを抜けた大江慎也、ROでけっこう取り上げられてて、こういうアルバムも知りました。震える声で唄われる「Love Love Love」とか、一回聴くと耳について離れませんわ。 '88年11月 クラウン/Vice : ECD-1008 シングル。83年デビュー、この頃にはもう解散が近いのかな?べたべたポップな曲多くて、好きなのけっこうあったです。ギターの人は若い頃のジョンレノンに似てたし、実際ビートルズ好きらしいし、TVの中での振る舞いもおもしろかった。この曲が一番好きかな。弦が聴こえてきてから、さあ、歌い出すタイミングが難しいです。 '88年10月 ? : ? カバーアルバム。この頃原発とか、いろいろ問題になってたんですよね。チェルノブイリの事故とかあったし。これは東芝からは発売に待ったがかかって、キティから出たやつ。「サントワマミー」で越路吹雪をカバーしてたのは良かった。歌詞がお下劣になってたけど。あと、”僕らは薄着で笑っちゃう”という歌詞。「イマジン」でしたっけ?あれはすごいなーと思ったです。この後東芝からライブ盤「コブラの悩み('88)」、変名で「タイマーズ('89)」等もありました。時事性の強かった時期ですね。 '88年8月 キティ(東芝は発売中止 ): ? リズム体が変わって、びしっとした最後のスタジオ録音。ドラムは元ローザの三原さん。ああー、この音じゃー、と嬉しかったです。花田、下山両氏の曲もよかったし、愛聴しました。'88年夏のラストツアーは大阪御堂会館だったか、見に行きました。会場に居た、男っぽい黒い服の男性客や、なんとなく麗しい感じの女性客を目にして、ああ、この人たちの間でローザに興味を示さない人がいても、不思議じゃないなあ、と思いました。ローザとは違ったかっこよさですもんね。まっすぐで。 '88年5月 日本コロンビア : 32CA-2277 デビュー盤。ROで大きく扱われてて、聴いたら一応納得。ロックとしか良いようがないですわ。「花男」「ファイティング・マン」など、カタカナ英語をはっきり発語するのも個性のうちか。その後、江戸趣味に走ったり、孤高の世界に突入してた時期のは聴くのつらかったです。あれを聴くと落ち着く、と言う人もいましたが。 '88年3月 Epic/Sony : 328H-5007 1999/8/17 |