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海外 '90-'91へ↑

海外のレコード
1988〜1989年


  • Bleach /Nirvana
    インディーズ時代のデビュー作。うーん、例によって暗く攻撃的な音。ドラムは初期のメンバー、デイル・クローヴァーが三曲、他はチャド・チャニング。フーファイターズを結成するデイブ・グロールは次の「Never Mind」からの参加。セカンドギターもいるけど完成後脱退するので、結局おなじみの三人組になるわけですね。

    '89年 Sub Pop : SP34b


    これより上は前月更新分


  • Greatest Hits /Eurythmics
    ベスト盤。音源は89年までのもの。80年代後半、ソウルっぽさを増したアニー・レノックス、 ポップな良い曲をイッた目つきで唄って、かっこよかったですね。歌詞がまたシンプルでまっすぐなタイプが多く、 店なんかでかかると幸せな気分になったです。「Right By Your Side」「There Must Be An Angel」「When Tomorrow Comes」「Miracle Of Love」「Thorn In My Side」等など。

    そうそう、デイブのソロはディランやジョンレノン等、60年代のロックっぽくて面白かったなあ。しょっちゅう聴くにはしんどいんですけど、生真面目な入れ込み方が良かったと思います。

    (発売'91)年 BMGビクター : BVCP-106


  • Freedom /Neil Young
    若手からの評価に呼応するかのように、登り調子になってくるニール・ヤング。なんといっても「Rockin' in the free world」がいいでしょう!アコギ一本のライブと、ヘビーなエレクトリックバンドスタイルと、二通り演奏されてます。どっちも、かーっこいいんだなぁ。。苦いアイロニーを唄い込んで、感情的にも盛り上がるアンセム作るの、ほんとうまいですね。

    '89 WARNER/Reprise : 22P2-3060


  • Yellow Moon /Neville Brothers
    代表作でしょうか。ダニエル・ラノアをプロデューサーに迎え、あの奥深い音像で録音されてます。ファンクだけどクール。「My Blood」「Sister Rosa」等の黒人ルーツを直視したオリジナル、ディラン作「A Change Is gonna Come」「With God On Our Side」「The Ballad of Hollis Brown」のカバーも上出来。「Will The Circle Be Unknown」という曲がまた良いです。ゲストはB・イーノ、ダーティ・ダズン他。ボブ・ディランは、このアルバムに感銘を受け、D・ラノア+ニューオリンズ録音にトライするのですね。Soul!

    '89年 A&M : CD 5240


  • Pump /Aerosmith
    復活エアロスミス、これは中期ビートルズっぽさがにじみでてて、割と好きです。これ以前に出てる、ランDMCによる「Walk This Way」のカバーは、この頃の音楽傾向の象徴的な曲かも知れません。

    '89 Geffin : 22P2-2954


  • Stone Roses /Stone Roses
    マンチェスター出身バンドのデビューアルバム。当時、ROの一押し。聴いてみて拍子抜け。まあ慣れてきたら、いいなと思えるようにもなりましたが、「観客が主役だ」っていうスローガン含めて、ちょっと退きました。イギリスにとっては大きい出来事だったのかも知れませんが。。

    '89年 Silvertone : ?


  • Love & Rockets /Love & Rockets
    これでブレイクしたんですね。元バウハウスのボーカル抜き。メタリックで無機質なリフ、声、一方で抒情的なポップソング。ジェーンズの連中が彼らのファンで、Tシャツとか着てました。ギターのデイブ・ナヴァロなんか、ジミーペイジが好きなんだろう?と訊かれても「いや、俺はダニエル・アッシュが好きなんだ」と力説してました。ジェーンズ初期のライブでは、バウハウスの「Burning From The Inside」のリフに、ディランの「Like A Rollin Stone」の歌詞をくっつけてプレイしてるし、ほんとに好きなんでしょうね。

    '89年 BMG/Beggars Banquet : 9715-2-R


  • The Trinity Session /Cowboy Junkies
    カナダの女性vo.バンド、メジャーデビュー作。教会で録音されており、静謐で物憂い音。クリアなエレキ楽器と、アコースティック楽器の組み合わせが心地よいです。ハンク・ウィリアムスや、エルヴィス、ヴェルヴェッツのカバーもやっており、「Sweet Jane」のカバーはルーリードもベストと認める出来。オリジナルも劣らず良い曲揃い。夏の朝に合いますね。

    '89年 BMG Victor/RCA : R32P-1188


  • All for Nothing, Nothing for All /Replacements
    二枚組ベスト盤。ポールウェスタバーグ率いるミネアポリスのバンド。主に80年代に活動してるので、ここに入れました。メジャー後の「Tim('85)」から「All Shook Down('90)」の曲や、アウトテイクがまとめられてます。曲も声もいいですね。「Don't Tell A Soul('89)」辺りから日本でも取り上げられるようになったのでした。彼ら、アレックス・チルトンのこと好きらしいですが、ハードコアバンドが段々ポップ度を増していくのはおもしろい現象ですね。同郷のハスカー・デューより、更に聴きやすい音。

    ('97)年 Replise : WPCR-1638〜39


  • Floating Into The Night /Julee Cruise
    デビッドリンチ、この頃人気あったですね。曰くありげなその実、受け狙いが強過ぎないか?と思うのですが、彼がプロデユースもしてるこのサントラは、なかなか印象に残りました。浮遊感が独特。

    '89 WARNER : 9 25859-2


  • Wild Garden /Lions & Ghosts
    忘れ去られて日本盤も出なかった、LAバンドの二作目。よりストレートになって、良い曲入ってます。パンチや華やかさはないですが、ポップロック好きには充分いけると思います。

    '89 EMI : CDP-7-90259-2


  • Pretty Hate Machine /Nine Inch Nails
    確かデビュー作。打ち込みでつくったアルバム。ジェーンズのことが好きらしく、音を入れてあると聞きましたが、ほとんど判別つきません。この後、じくじくした露悪路線で意外に大当たりしましたね。

    '89 Island/TVT : CID 9973 848 358-2


  • Undertow /Blind Idiot God
    プロデュースはビル・ラズウェル。いかがわしいですね?内容は、ノイズ、ファンク、ダブ、等こんがらがったインストです。ビデオマガジン「Metal Hammer」で「Atomic Whip」という曲が流れてて、かっこよかったのです。混沌として、メタルふうじゃないんですが、ちょっとだけ疾走感もあるかな。

    '89年 徳間ジャパン/Enemy : TKCB-30107


  • Power Of Lard /Lard
    元デッド・ケネディーズ、ジェロ・ビアフラ。アジテーションのアルバム出したり、けっこう精力的でした。これはミニストリーと一緒に作ったアルバムですね。冒頭長い「The Power Of Lard」に尽きます。シッタカ・ビッタカ・シッタカ・ビッタカ、あのビート!彼の声も不思議と疾走感がありますよね。

    '89年 Toy's Factory/Alternative Tentacles : TFCK-88551


  • The Mind Is A Terrible Thing To Taste /Ministry
    更に加速度を増したアルバム。「Thieves」「Burning Inside」「So What」、かっこいいです。もう一枚ここらへんの曲集めたライブがあったですね。彼らの中でどれか一枚なら、あのライブ盤を選びます。

    '89 WARNER/Sire : WPCP-4567


  • Steel Wheels /Rolling Stones
    80年代中盤はミックのソロ活動があったり、両巨頭の不仲が伝えられてたり、もうおしまいかな?という感じもありましたが、断然復活!「Sad Sad Sad」で始まり、曲も演奏も腰の入った「Mixed Emotion」「Rock and a Hard Place」「Can't be Seen」、ちょっとエスニック入った「Continental Drift」、キースの唄がいい「Slipping Away」等など。日本ではバンドブームの最中で、来日があったり、えらい盛り上がりましたよね。

    '89年8月 Virgin : ?


  • Travelling Wilburys Vol.1 /Travelling Wilburys
    ロイ・オービソン、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリソン、トム・ペティ、ジェフ・リンの5人が変名でやったバンド。オーソドックスなポップロック。みんなでギターを弾きながら、ボーカルを分け合うさまがよかったです。この後、復活したロイ・オービソンのアルバム「Mystery Girl」もよかったです。

    '88年 WARNER : 9 25796-2


  • Irish Heartbeat /Van Morrison
    ちょっと宗教がかってた彼ですが、アイルランドのチーフタンズと共演。良いです。開放感、ロマンチシズムを感じます。これ以降、重石がとれたようにポップないいアルバム連発してますね。

    '88年 Mercury : ?


  • Duets /Rob Wasserman
    ルーリードのバックでベース弾いてたベースマン。ここではルー他、アーロン・ネヴィル、リッキーリージョーンズ、ボビーマクファーリン、ステファングラッペリ等と共演。アップライトベースを弾いており、美しい世界です。

    '88年 MCA : 25P2-2134


  • New York /Lou Reed
    原点に戻ったようなスタンス、久しぶりのアルバムということで、聴く前から良さそうな気配びんびん感じました。実際良かった!音がクリアで、ギターの音、ハイハットの音、低く太いルーの声、どれもすぐそばで聴こえる感じ。曲も「Halloween Parade」「Dirty Blvd.」「Last Great American Whale」「Hold On」「Good Evening Mr. Waldheim」等など好きな曲多いです。「Good Evening〜」の最初の笑い声とか、忘れがたいです。
    これ以後ずっと、いいアルバムが続きましたね。

    '88年 SIRE : 4-25829


  • Greed /Ambitious Lovers
    「No New York」に参加してたDNA出身のアート・リンゼイ、とピーター・シェラーのコンビ、二枚目。おしゃれなところで流れてもかまわないような、パーカッシブファンクに、よじれたギターが顔を覗かしてます。聞き流していても、耳を惹きつけるアルバムですね。玉城さんが、ローザ後のソロライブで、登場間際にかけてましたっけ。

    '88年 Virgin : VJD-32085


  • Let It Be /Laibach
    どういうわけか、共産主義ユーゴスラビアから出てきたバンド。アルバム「Let It Be」の曲を、朗々と、或いは脅すような声で唄ってるんですよね。メタリックで尖ったギターを多用する一方、弦や女性コーラスをも使ってます。笑っていいのかなんだか、始末に困りますが、私は笑いました。おもしろいです。

    '88年 Enigma/Mute : 7 75404-2


  • Freak Scene /Dinosaur Jr
    シングル。3枚目のアルバム「Bug」冒頭の曲ですね。ずたずたな疾走感、かっこいいです。 アメリカはこのへんから、いろいろ面白いの出てきましたねー。

    '88年 SST : ?


  • Two Nuds and A Pack Mule /Rapeman
    そうそう、この頃からアメリカのインディー・バンドや、カレッジチャートに注目が集まりだしたんですね。ビッグブラックの「Songs About Fucking('87)」とか。このレイプマンの、掃除機のジャケットもよく見かけました。自分としてはしょっちゅう聴く音ではないんですが、記念に挙げたいです。

    '88年 Touch & Go : T&GLP#36CD


  • Right Now! /Pussy Galore
    ジョン・スペンサーのバンド。まだジャンクという言葉が使われてた頃ですね。ジャケットがかっこよくて、ずーっと気になってたのを、やっと最近のCD化で入手できました。執拗なリフは頼りになりますが、うーん、私としてはしょっちゅう聴ける感じじゃないです。でも、この頃の色だし、挙げておきたいのでした。

    '88年 Matador : ole 212-2


  • Surfer Rosa & Come On Pilgrim /Pixies
    デビュー作。このアルバムは暗いとこが、いっそ懐かしい気がしてなじみます。「Where Is My Mind?」とか好きです。妙にあっけらかんとしてくる、後のアルバムはいまいち好きでないです。普段着で救い難くかっこわるい彼に、どうやー、と言われてるようで、屈辱感を覚えるせいでしょうか。

    '88年 4AD : CY-4654


  • Daydream Nation /Sonic Youth
    記念碑的作品とは思うけれど、それほど回数聴いてません。「'Cross The Breeze」と組曲の最初はちょっと刺激されるかな。むしろ、実験的で解体作業的な、Ciccone Youth名義「Whitey Album」をよく聴きました。「Burnin' Up」とか地を這うようなリフがかっこいいし、他の曲も胎内回帰ふうな感じがして、不思議と落ち着きます。

    '88年 ? : ?


  • The Land Of Rape And Honey /Ministry
    このアルバムからかっこいいと思います。激しく早いビート、うねるリフ、割れたvo.。「Stigma」「The Missing」「Deity」等など。やっぱリフが把握しやすいのがいいのかも。この中のも、ゆるいテンポのはほとんど聴きません。まー、こういうのがメジャーで出てるってすげーよなあ、、と思いました。>アメリカ

    '88年 WARNER/Sire : 9 25799-2


  • Nothing's Shocking /Jane's Addiction
    これはショックでした。ハードロック、ファンク、ニューウェイブ、プログレ、いろんなジャンルの境界を溶解させるサウンド。日常の中にある、戦地にも似た阿鼻叫喚とその果ての放縦、慟哭、畏怖、喪失感などをまざまざと提示します。ことにペリーファレルの唄い方は、独自の新しいスタイルだったと思います。オルタナティヴのスタンダードでしょうか。

    '88年11月 WARNER : 9 25727-2


  • Truth & Soul /Fishbone
    スカ系の黒人暴発バンド。「Ma and Pa」がちょいヒットしましたね。黒人の激しいのはバッド・ブレインズやリヴィングカラーもいましたが、このバンドのこのアルバムが一番好きです。せっぱ詰まったエネルギー、テンションの高さ、ちょっと息苦しいくらいです。後にウヨウヨ出てきた、”テクはあるし流行ってるし、いっちょやってみっか”系脳天気ミクスチャーとはまったく別物でしょう。

    '88年 CBS/Sony : 25DP 5149


  • Hang Time /Soul Asylum
    ミネアポリスのバンド。メジャーデビュー作で、プロデュースはレニー・ケイ。タフなリフものと、ポップなものとバランスが良いです。いずれにしてもエネルギーの密度が高い。「Cartoon」「Standing In The Doorway」「Marionette」「Jack Of All Trades」等など。ワイルドハーツはここから出てきた、とジンジャーが語ってました。うなずける音です。

    '88年 A&M : D32Y3247


  • G N' R Lies /Guns N' Roses
    ガンズ。ROではどういうわけか、ガンズンと呼ばれてましたっけ。そんならロックをロックンと言うのか、とそういう話ですよね。不可解な。アメリカでそう呼ばれてたんでしょうかね??

    ともかく前年から粗削りなR&Rの復活!ということで大人気。私としてはいまいち気が引けるとこもありましたが、これはアコースティックな演奏が半分、パンクっぽいガレージライブが半分と、コンパクトにまとまってて好みでした。 その後「Use Your Illusion」っていう大作を出して、だんだんメンバーばらけて、今になって復活か?とも言われてますが、どうなんでしょうね。
    また、アクセル・ローズはジェーンズのこと好きだったようで、インタビューでときどき如何に彼らを愛してるか!と力説してました。そこらへんはかわいげがあるなあ、と思いましたが、全般彼の唄は、まっしろな空白をかかえたまんま、強迫的にアプローチしてくる感じが薄気味悪かったです。「September Rain」の臭さは、いっそ惹かれましたが。

    '88年 Geffin : 25P2-2400


  • People /Hothouse Flowers
    アイルランド出身バンドのデビューアルバム。バスキングで鍛えたという演奏力が新人離れしてる、というか、これくらいあって欲しいものです。ちょっとスプリングスティーンを思わすところもあるvo.がエモーショナル。「I'm Sorry」「Don't Go」「It'll Be Easier In The Morning」「Halleujah Jordan」「The Older We Get」「Yes I Was」「Feet On The Ground」等など、ほとんど良いです。

    '88年 London : 828 101-2


  • Rattle & Hum /U2
    ライブ盤。前年のヒットアルバム「ヨシュア・トゥリー」に継ぐもの。アメリカ・ルーツ寄りの音で、BBキングやディラン等も参加してます。冒頭は、”チャールズ・マンソンから取り戻すんだ!”と言って、ビートルズの「Helter Skelter」で始まるんですよね。あれはかっこよかった。エッジのボーカル曲も素晴らしいし、アメリカ系のふくよかさが良いと思いました。不評も多いようですが。。

    '88年 Island : ?


  • Rank /The Smith
    ライブ盤。(どうもライブ盤多いですね、このリスト。)86年10月のロンドンライブから。サポートギターが入って、がしゃがしゃとロック的な疾走感があります。これ聴いてなるほどいいなー、と思いました。インスト曲とか、ちょっとZEPぽいとも思いました。

    あと「Vicar in a tutu」等の、変態性を笑って楽しむようなセンスとか、イギリス人やなあと。”僕にはキーツとイェーツがついてる”って唄う「Cemetry Gates」や、”はにかみというものはいいもんだ”と始まり、”やってみたいことがあるなら僕にお訊き。だめ!なんて言わないよ”と唄う「Ask」、こういうのはやっぱなんか、やられる人はやられてしまうよなあ、と。”僕らを結びつけるのが愛でなかったら、爆弾ってことになる”っていう飛躍とか、かっこいいですわね。語呂がまた気持ち良いし。”母さん、空から汚物が降ってくる”っていう「I Know It's Over」の哀しさとユーモアも好き。なんだかなー。

    当時チャーリーワッツがインタビューで、日本でスミスが人気あるってこと聞いて「ああ、そうなんだ。日本人はああいう詩が好きなんだね」とか言っていて、何よりスミスの詩を知ってるチャーリーワッツ、という意外にチャーミングな爺さまぶりに驚いたものです。

    '88年 ビクター : VDP-1356


  • The Road /Kinks
    ライブ盤。80年代に入っても「Give the People What They Want('81)」「State of Confusion('83)」「Word of Mouth('84)」「Think Visual('86)」と、コンスタントにそこそこのアルバムを出してきたキンクス。ここでは、冒頭「Road」という、歩んできた道を振り返る唄で始まり、ライブ会場での歓声がフェイドインしてライブ!となります。いいんですよねー、曲が。昔の代表曲をやってないんだけど、どれもいい曲。まあ、自己パロディっぽい曲も得意なんで、細かいことを言えばキリがないけど、現役R&Rバンドって感じがいいです。MCAに移って二枚目とのこと。

    '88年 MCA/London : ?




    1999/8/17


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