続いては、確かマチルダの登場。セッティングの間、永井さんが昔のことをしゃべってく れました。「むかーし、京都の北のほうにガマガエルいう喫茶店があって、玉ちゃんとはそ こで会うたんよね。俺がバイトでおって、玉ちゃんはそこへ面接受けに来て。どんとは客で 来てた。で、その店は無事つぶれて〜、今度はディスコでDJやるようになった。DJやで !キュッキュキュッキュやってたんや、早いで、俺らは(笑)お客もほとんどおらんと、よ う床でガーっと寝てたわ。客来たど〜、言われたら、さーっと起きて音かけて(笑)そんで、 そのうちバンドも出すようになって、自分らでもやろか〜、いうことで始めたんがローザ、 ルクセンブルグなわけです〜ハイ〜。ま、そんなことばっかやってるうちに、無事その店も つぶれて〜(笑)」「ローザの練習んときにな、玉ちゃんが時間になっても来ーへんときあ るねん。そしたらどんとが、京都中のパチンコ屋を探し回るねん(笑)」 更にバンド名の由来について、永井さん「マチルダ・ロドリゲス。あのバンドの名前は、” だけどジュリー”の最後で叫んでるやんかぁ?」ファンの一部「叫んでる叫んでる〜」他の ファン「え、そうやったん?。。」永井さん「あそこから来てるんです。」これはあとで思 い起こして見れば、「走るな〜!」とか「負けるな〜!」かと思ってた部分を指すんだろう と推測。いっやぁ、気づいてませんでしたわ。 永井さん「そろそろいける?まだ?(笑)ほなら、ちょーっと時間を戻して〜、むかーし京 都の北の方にやなぁ(笑)ガマガエルいう店があって〜、その隣りに玉ちゃんのマンション があったんや。そこで俺らたまってたんやけど、玉ちゃんはあの頃から酒飲みで、ズブロッ カあるやろ?あれを持って、”トシミツ!これはズブロッカ言うてな、酒のなかでも甘い方 の酒やから飲め!”言うて(笑)飲んだら、カァ〜ッ(笑)」「あの頃俺はやれん、言うた んやけど、いいからベース弾け!言われて、いろいろ教わって。やから今こうして俺がバン ドやってるのも、玉ちゃんのおかげです、ほんまに(笑)あ、いける?ほんなら、その玉ち ゃんのバンド、マチルダロドリゲス〜」玉城さん、永井さんの真っ白シルクハット、上半身 素肌にサスペンダーという出で立ちを見て「俺はそんなことまで教えてない(笑)昔は髪を 七三に分けた好青年だったのに、こんな妖怪のようになってしまって・・・」永井さん「玉 ちゃん、パチンコ最近行ってる?」「いや、パチンコはもうすっぱりとやめました。たとえ トイレ借りるだけでもパチンコ屋には入らない!」「あ、ほんま?ふ〜ん、なんかパチンコ の次のもんを見つけたいうことやね?(笑)」「いや!」「ほな、何してるん」「もうバン ドに力入れてます。。。。。まともな話になっちゃってごめん(笑)」 てなやりとり(こまかいとこはあやしい)があって、マチルダへ。歌とギター、玉城さん、 ベース、カッサーこと笠原さん、ドラム、コセやんこと小関さん。玉城さん「え〜、サマー オブどんと38,言い出しっぺの玉城、42才です。」ひゅーひゅー!「去年から今年にか けては、いろんなことがあって、、、ほんといろんなことがあってね(苦笑)」「あ、マチ ルダ・ロドリゲスというバンド名ですが、みんなだいぶ歳もとってきましてね、お酒飲んで もね、ちゃんとこんな言葉が言えるような大人になりたいなぁ〜と思ってつけました。マチ ルダ・ロドリゲス、マチルダ・・・って三回繰り返して見て下さい」割舌の練習用かい。 いきなり一曲目に「橋の下」。ぐわわ〜ん。マチルダでやってしまうん??一部歌詞違っ たけど、ちゃんとこなして次「ニカラグアの星」。ぐえ、そ・れ・も、やってしまうん〜 (涙)。割と短めに、カッチリと終わる。それから「バカボン」、そしてマチルダの曲から「 ヒューマノイド」。 マチルダのみなさんには、ほんとにわるいけど、それはローザ3/4で聴きたかった。。。 という気持ちいっぱいで、ほとんど暗然としながら見てました。うう〜、あえて「橋の下」 を先にやるのは、このへんがハイライトになるのを避けてたのでしょうか。どんとを祝う企 画なので、ずーっと全体像(象?)が見えるようにという配慮か。関西ではなかなかマチル ダのライブもできないから映える曲をやることも当然、とは思うのですが。。うう〜ん、自 分はマチルダでのローザ・カバーをわりと体験してしまってるせいもあるんだろうなぁ。そ れとやっぱり、ローザ3/4への期待がでかすぎる。くう。 一部の落胆をよそに、マチルダはさっそうと退場、かわって永井さんのアクアボムへ。 ここでもセッティングの間はさちほさんがずーっとしゃべってたと思います。なかなか用意 ができないので、声をかけるも、どうやら永井さんは曲が始まってから出る段取りの様子。 いろいろやってるうち、後方の楽屋階段から全身真っ白の面妖な人物が登場。頭にはキュー ピー人形みたいなかぶりものして、上下つながった真っ白のタイツを着てるんだけど、腰の 辺りにでかい輪っかを入れてるので、スカート履いたみたいに腰が広がってます。背は普通 なので、永井さんではない。この人がふよふよ踊って間をつなぎました。さすがは「不思議 を食べて生きてます」アクアボム、なんともけったいな! で、アクアボム準備整って、屋内にこだまするギターフレーズに乗って永井さん登場! 「はぁ〜い、エブリバデ〜!A、Q、U、A、AQUA、アクア、ボーム!でございます〜 。A、Q、U、A、そのまま読むと〜、永・久・遊・泳、永久に、魚のように泳いで生きて ます〜、アクアボム、ふ・し・ぎ・を・食・べ・て・生・き・て・ま・す。はい〜、今日も 楽しいパーティ、やりに来ました〜」てな決まり口上で、早々にお客を脱臼。「昨年までは 別のバンドをやってましたが、今はアクアボム。ローザ、ボガンボス、etc.と、いくつもの バンドをやってきましたが、やってることはいつもいっしょ、お祭りで〜す。どうしようか な、と思うたときもあったんですけどね、ずーっとこうやって祭りを続けていくのが、どん とへのはなむけになるかな、と。えー、たぶん玉ちゃんも同じ気持ちでやってるんだと思い ます」 曲はローザとボガンボスの架け橋「Flowers」。昨日も出演していた女性バンド、ドクロ ズの面々がコーラス隊として参加。躍り上がるようなアッパーなビート、演奏で、皆大合唱。 これは素直に持って行かれました。曲も長いし、うねるし、最高。そして、おなじみのアク アボムの曲を二つやり(メッセージはマッサージ!)、最後は出ました「夢の中」。耳がな じんだせいか、ギターもなめらかに感じられ、コーラスの「So Precious, Down in new Orleans」を合唱。永井さんも、むちゃくちゃ歌うまくて、歌い上げる歌い上げる。もうこ の曲はアクアボムの定番と言えるかも。いや、良かったです。おわったら心地よく上気して ました。 進行のさちほさん。たぶんこの日だったと思うけど永井さんについて「永井くんはねー、 どんとの家に遊びに行ったらね、必ず居たんですよ。この人たちはどういう関係なんだろう なぁ、と思ってましたけど、ずーっとローザからボガンボスと、どんとといっしょにバンド をやっててね、肉体関係はたぶん、ないんだろうとは思いますけど、精神的にはね、ほんと につながりの深いブラザーの一人だと思います」 続いては、バンドサウンドとは一転、桑名晴子さんのソロコーナー。お客さんもぎっしり 詰めてるんで、さちほさんから「次のローザ3/4に備えて、体力を温存しましょう。よか ったら座って見て下さい〜」。晴子さん「いや〜、私ローザの曲とかよう知らんのやけど、 、あ、これなら知ってる!(ギターを弾き出して)絶対絶命!あ、ボガンボスやった(笑) 」なんてなことで笑いもとりながら、「どんととは、いろんなことがあって、プライベート なことが多くて、あんまりしゃべることもできんのやけど、歌で伝えたいと思います。どん ともビートルズが好きで。ビートルズの曲をやります」と言って「Across The Universe」。 日本語の歌詞をつけていて、サビが元のまんま。ギターも歌も、緩急つけながら自在な演奏。 真っ赤な衣装。次にどんともカバーしてた、喜納昌吉の「花」。たしかここでだったと思う んだけど晴子さん「あるときどんとが、”ぼくはどんなに辛かったり苦しいことがあっても がんばれる。他にもっと苦しい人や辛い目にあってる人が居るはずだから。だからぼくはが んばれるんだ。それでいいよね、晴子ちゃん?”って言うから”え、ええよぉ〜”って(笑 )」。なんかあんまりどんとは努力や辛抱を全面に押し出す人じゃなかったから、この話け っこう意外で、じんとしちゃいました。 そして最後にどんとのソロから「波」。どれも素晴らしい歌で、全体の構成の中でもすご いはまってたと思います。ソロの曲が歌われたのが特に。 さちほさんは進行役を終えるとそのままステージ袖へ腰掛けて、にこにこしながら聴き入 ってましたが、歌が終わると「晴子ちゃん、ありがとう」と御礼を言って、どんとが「波」 に込めたメッセージを披露してくれました。「”波は汚れて黒くなってもいいのさ”ってい う歌詞があって、環境保全の観点から考えるとよくないことのようにも思いますが、どんと は”海は汚れても困らない。困るのは人間の方だ”って言ってました。それから、”人間に 地球を救うことはできない、なぜなら地球の方が人間よりずっと古いから”とも言ってまし た。どんとの歌にはいろんなメッセージが込められていて、一見わかりにくいような言い方 してますけど、かえってそんな歌の中にどんとのメッセージがあります。」というようなこ と。うう〜む、そこまでは考えてなかったので、な、なるほど、、、、でした。 2000/8/9、8/11補足(吉田さん感謝!) |