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2000年8月3日 大阪 バナナホール 光の華の宴


  • 8/3(木)大阪 バナナホール 18:00開場 19:00開演 出演:桑名晴子、マチルダロドリゲス、小嶋さちほ&近藤ひろみ、ダダチャイルド、ベリー ダンス、ドクロス 桑名晴子さん主宰「光の華の宴」ツアー最終日。初日の神戸、次の和歌山とあまりに評判 がすごいので、ついつい見に行ってしまいました。どんとのカバーが絶賛されてるダダチャ イルドを見るにもいいチャンスだし、マチルダとの共演もあるわ、神戸に続いて永井さんの 出演もあるわ、でいやがうえにも期待が高まるというものです。 日頃は道に迷うことの多い私ですが、この日はばっちり。学生時代は大阪で過ごしたので スムーズに開場30分前には到着。時間があるので、来る途中みかけたブルース等の中古C D屋さん「トルバドール」へ。ここ、かなり古いPvine盤があるし、ルーツ系ロックのほか、 ケルト、アフリカ、ラテン系も置いてあり、なかなか楽しめました。 開場時間の6時、バナナホールへ。玉城さんと遭遇。なんとなく表情かたくて、声かけ損 ねる。夏の一連のツアーは特別なものだろうし、自分もなんだかドキドキして緊張が高まっ てきた。すぐに友人と落ち合う。明日、明後日はどんとソロCD等の物販を手伝う予定なの で、準備を見守る。開場時間を過ぎ、段々顔見知りが増えてくる。最終的に座席はほぼ埋ま るが、意外にお客が少なく感じる。初期のボガンボスの頃見に来たときは、ぎっしり入って たのに、こういうもんかな、と思う。舞台には藤沢でも使われてた天幕(インドふう?)が 張られ、両脇に2mほどの笹、ステージ前にはずらっとドライフラワー(?)が飾られてい る。CDで「シビーシビー」や「どんとマンボ」等が流れる。友人らと、舞台に向かって右 後方の席に着いた。 ほどなく7時になり、開演。最初はベリーダンサーが登場。客席と舞台の間の2mほどの スペースを使い、妖艶な踊りを披露。最初ソロで交互に踊り、しまいに二人で乱舞。音楽も エキゾチックで、不思議な空間。 艶やかに引っ込んだダンサーに替わり、舞台へさちほさん登場。共演はダダチャイルドの 風太郎さん(G)、アマナのアフリカ担当近藤ヒロミさん(親指ピアノ)。さちほさんの挨 拶と紹介で、ドラムに高野さんが加わる。高野さんは、どんとのソロ時代によくドラマーを 務めてた大阪在住の方。一曲目は「ナンミンターバ」というお経のような歌。光のようなも のに帰依する、という意味らしい。おだやかで心地よい。 二曲目では風太郎さんが退場、やはりダダチャイルドのロクロウさんがドラムへ、アマナ の近藤さんもタイコを抱え、ギターに玉城さんが登場。さちほさんが歌とベースを担当する 「シャンティ・シャンティ」だ。性急で凛としてかっこいい曲。どんととさちほさんのツア ーではよく演奏されてた。お二人のツアーで初めて聴いたときには、どんとの弾くギターの 意外なかっこよさに仰天したっけ。ベルベットアンダーグラウンドふうなアバンギャルドさ も感じさせるギターで、指もよく動くし、どんとは唇を一文字に結んでぎゅるんぎゅるん弾 いていた。。。でも今、目の前にはどんとは居ず、玉城さんがギターを弾いている。と、思 うといきなり感情が揺さぶられて涙がにじむ。玉城さんのギターはいいけれど、この曲での どんとのギターはもっと良かった。ライブ盤に入ってないのがもったいなく思う。。 自分も神奈川からはるばるやってきて、気持ちがたかぶってたんだとは思うけれど、こん な具合に二曲目で早々にピークに達してしまいました。おかげでその後はほぐれましたが、 春の藤沢では穏やかに見ていられただけに、自分でもちょっとびっくり。うう〜む。 三曲目では玉城さんが降り、残った三人で「ぱらっぱらっぱ〜」と唄う。次には桑名晴子 さんが登場、ロクロウさんは降りて、女性三人で「華の香り」。さちほさんが紹介してたよ うに大垣の告別式で晴子さんがオカペラで唄ってた曲。その後は晴子さんのみ残り、「Mr. Blue Moon」、題名不詳ながらハワイ語のたおやかな歌。晴子さんは始終明るく姉御っぷり を発揮。歌はもちろん、ギターも非常に達者で良い音でした。初めて聴く「Mr. Blue Moon」 は言ってみればロマンチックな歌で、同名のハンドルを名のる私としてはどうも落ち着かな い気分。いかつい男ですんません、などと謝りたくなってしまいました。 次は晴子さんと女性バンド、ドクロズの共演。ボ・ディドリー・ビートを使ってうまく日 本語詞をあてはめた曲。最初「Flowers」かと思った。ドクロズはあと二曲ほどオリジナル をやり、最後は「魚ごっこ」のカバーを。ギター弾きながら、足をクネクネ後ろへ跳ね上げ ている姿が印象的。小柄で野良猫ふうな女の子たちなんだけど、ひねた毒を感じさせるとこ が、どんとの後継者らしいかなー、と思いました。 次は急遽出演することになった、永井さん。アクアボムのギターの人を連れて、あの不思 議なMCを連発。更に、「もしもしOK」でどんとがやっていた永井さんへの電話コールを もじって、あちらのどんとへ電話。「おお〜、久しぶりやなぁ〜!そっちはどんな感じ?え え感じ、そうかぁ〜、相変わらず祭りやってる、そうかぁ〜、そうやろなぁ。ほな、ひさし ぶりにデートでもしょうか、どこで待ち合わせしよ?あ、あそこな。OK!」てなことをし ゃべり、ボガンボス時代の名曲「夢の中」へ。先日のアクアボムとリクオさんのライブでも、 最後にカバーしてましたが、永井さんは歌うまい!背も高けりゃ、指も長い!大きな身振り で熱唱。指のよく動くギター氏のプレイは、一音、一音に念を感じさせたどんとのギターと はタイプが違ってて、特にこの日はちょっと違和感もないではなかったけど、でも曲が曲な ので。いっしょに唄ってる人も多かったです。 ここでちょっと休憩。どんとのCDから「おめでとう」が流れる。ふと見るとひさしぶり の友人を発見。握手〜。 次に登場したのは、うわさのダダチャイルド。ドラマーの人は仕事の関係でツアーに出ら れないそうで、替わりにマチルダの小関さんが担当。このバンドにはボーカリストが複数居 る。最初に唄ったのは、70年代から抜け出てきたようなヒゲ・髪型の風太郎さん。続いて サックス担当してる人が「曲をつくりました」と言って、非常に感情にストレートな歌詞、 曲調の曲を披露、最後にアコギを弾いていたロクロウさんが二曲。「思い通りにいきますよ うに」「開放」。この人のどんとカバーは、真に迫ってて皆を泣かすという評判だったんで すが、オリジナルではそうまで声や歌い方が似ているとは感じませんでした。しかし、まっ すぐなMC、豪快に盛り上げる曲などで固定ファンがいるらしく、声援も大きかったです。 MCをあんまり書いてませんが、出演者みなそれぞれどんとさんについて語ってました。 あとステージ脇の楽屋への通用口付近に、さちほさんや晴子さん、ドクロズの人たちが出て きて、楽しそうに身体を揺すってました。なかなかいい感じ。 で、いよいよ玉城さん率いるマチルダ・ロドリゲスの登場。念のため前方へ移動し、爆音 に備えました。一曲目玉城さんのソロアルバムから「マンドリル・ブルース」。前回、二月 に渋谷で見たときもソロの曲をやっていたけれど、今回はこのメンバーでやるためにより練 った跡を感じました。展開、キメなどもちょっと新鮮で、余裕もある様子。 玉城さんがちょっとしゃべってから、二曲目「橋の下」。声がよく出る。歌詞もOK(た ぶん)。いやー、練習してこんなに高い声が出るようになるもんなんですね。真剣さに感動。 考えてみると、ローザのライブに行かなかった自分は、初めて生で「橋の下」聴いたのは、 たぶん10年前の磔磔、玉城さんのZoo Zoo Chileでの演奏。あの日は「今日だけ!」と言っ てたけど、結局何度も唄うことになってますね。 三曲目、確か「フォークの神様」。おお〜!ワンコーラス終わるごとに007のジェーム ズボンドのテーマを挟み込んで(計二回、ちょっとずつ変奏)、新鮮。こういうちょろっと した機転の効かせ方、センスが玉城さんはいいなぁ。 四曲目は「いも虫まる虫」!よく〜見た〜ら〜、玉城さんの長袖Tシャツは、SKY DOGと 70年代初期ふうロゴの入った、デュアン・オールマンのもの。ごろんごろんへぇ〜! 五曲目、「せっかくなのでマチルダの曲もやります!」と言って、「ヒューマノイド」。 CDになってる中ではこの曲が一番好きかも。跳ばしててやっぱかっこいい演奏でした。 ただ全般に、ツアーの疲れや、会場毎の雰囲気にもよるのか、玉城さんの表情もやや硬く、 ちょいクールな演奏だった気がします。(特に京都を見た今となっては) 次は、ダダチャイルドのメンバーを呼んでセッションコーナー。どんとのソロから「心の 中の友だち」「おめでとう」。更にぞろぞろと他の出演者も加わって、「カリプソちゃん」 「踊りに行こう」(永井さんがこの日初めてベースを演奏)、そしておきまりの「どんとマ ンボ」と連発。セッションは楽器の数も増え、やや個々の音が聞き取りにくく、たぶん神戸 や和歌山を経て少し慣れと疲れが出てきた頃なのか、期待以上ではなかったです。神戸の初 日はすごかったんだろうなぁ。玉城さんは一部スライドソロも弾いてました。最後はベリー ダンサーが活躍して、うしろの方で踊ってたお客さんをぐんぐん舞台前に連れていき、全体 ではかなりの盛り上がりでした。皆表情も明るかったし。 終了後は、機材片づけ中の山添さんに初お目見え。山添さんはローザが東京へ出てからの 最初のマネージャーさん。この春から玉城さんのマチルダと一緒に仕事をすることになり、 今回の関西ツアーではずっと車を駆ってメンバー、スタッフの世話をする係。磔磔と拾得2 デイズでは製作責任者。ネットではやりとりもしていたので、ちょっとご挨拶。 そこへ玉城さんもやってきたので、おなじくご挨拶。「デュアン・オールマン、最近凝っ てるんですか?」と訊いたら「いや下北にロックのTシャツ売ってる店が少なくなってさぁ、 これしかなかった(笑)」とのこと。ぬぁ〜んだ。 また小関さんによると、玉城さんは「今度のツアーは歌が大事だから、もし俺が酒飲み過 ぎるようだったら止めてくれ」とストッパー役を依頼された由。気合いとほほえましさの両 方を感じました。ということで、「光の華の宴」ツアーは終了。次は京都!
  • 2000/8/9, 8/11補足


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