〈汚い話でゴメンナサイ〉

汚い話でゴメンナサイ

ウンコと顔面
金歯とパチンコ
サニボンの恐怖
飴と粘土ウンコ

●ウンコと顔面 (3.18/98)


 もう35年も昔のことになる。私は“ウンコもらし”の常習犯だった。
 引っ込み思案で臆病だった私は、幼稚園でウンコが出そうになってもトイレに行くことさえできなかった。先生に「ウンコ」と言えなかったらしいのだ。自分ひとりで行けばいいのだが、どういうわけかそれもあまりできなかったらしい。みんなで一緒に紙芝居などを見ていたとする。そんなときに出そうになったりすると、もう絶対にトイレに行けなかったらしい。シーンとした雰囲気の中でトイレに立つことがよほど恥ずかしかったようだ。
 「らしい」「ようだ」という表現ばかりで申し訳ないが、私には当時の記憶がほとんどないので、母や姉に聞いた話をもとにそう書くしかない。これから書くことも記憶のないことである。母にもない。しかし姉ははっきりと覚えているという。やはり私が幼稚園のときのことだ。
 私は例によってその日もウンコをもらして帰ってきた(と書くと毎日もらしていたようにとられる。実際は1週間に1度くらいだったようだ)。母のその日の機嫌は大変に麗しくなかったらしい。私が半ズボンの中にウンコをたんまりともらしてしまったことを知ると、途端にヒステリックになって私を風呂場へと引っ張っていったという。
 私のことを心配して風呂場についてきた姉は、そこで恐るべきシーンを目撃した。
 母はヒステリックに叫びながら私の半ズボンを下げ、重いウンチでずり下がりそうになっているパンツを見て絶叫したという。
 「あんた! ウンコは便所でしなさいって言ったでしょ!」
 もっともである。私はどう思ったのであろうか。どんな顔をして母の怒りに耐えていたのだろうか。姉はそのときの私の表情までは覚えていない。しかし、次の瞬間のシーンは鮮明に覚えているという。
 母はまだ何か叫びながら私のその重いパンツをずり下ろした。その中に適度なやわらかさで湯気を立てている茶色の物体を確認したとき、その怒りは頂点に達したらしい。
 「あんた!」
 とか何とか言うなり、そのウンコをムンズと掴み取り、なんと私の顔面にベチャッと押しつけたというのだ。当然ながら私は泣いた。オイオイ泣いたという。ということはおそらく口を開けて泣いたのだろうから、顔面についたウンコが口に入ったかもしれない。
 その後のことは姉の記憶にない。ともあれ、姉がこの話をする度に、母は「そんなこと私はしていない」と言う。その度に姉は物怖じするような目で母を見ながら首を横に振る。私にとっても怖い体験だったと思うが、姉にとってもこの事件は相当にショッキングだったようだ。
 その後、私は小学校の3、4年生まで“ウンコもらし”が治らなかった。治ったのは、学校の成績が良くなって性格が積極的になった5年生以後である。
 ちなみに、成績が良くなったのは父によるスパルタ特訓のせいだった。あまりにも成績が悪いのを見かねた父は、教科書ガイドを買ってきて毎日、私の勉強を見るようになったのだ。私は毎日ぶんなぐられ、泣きながら勉強した。
 次の試験のとき、私は凄い点数ばかりを取った。先生も級友もみんな驚いた。それ以来、私はまともに勉強するようになり、成績はいつも上位という優等生に大変身した。そして、“ウンコもらし”の汚名は見事に返上したのである。
 ただ、どういうわけか“お寝しょ”は小学6年生までやってたいた。


●金歯とパチンコ (3.18/98)


 予備校に通っているとき、私は歯の治療をしていた。奥歯の虫歯を削り、金歯を被せようというのだった。
 その日、私は治療椅子に座り、ライトに向かって大きく口を開いた。歯科医は、できあがってきた金歯を私の口の中に運び、うまくはまるかどうか確認していた。
 そのとき、歯科医は金歯を落とした。口の奧に転がってきた金歯を私は受けとめることができなかった。「あ」と思ったときには金歯は食道へと転がり落ちていった。
 シラ〜……
 とした気まずい時間がしばらく流れた。歯科医も助手の女性たちも、そして私もしばらく絶句していた。やがて、歯科医が気を取り直して言った。
 「また作りますから」
 そう言いながら笑っていた。私も笑った。女性たちも笑った。
 「明日には出てくると思いますので……」
 と歯科医は続けた。
 ウンコと一緒に出てくるというわけか。だけど、金歯が胃腸を通っても大丈夫なのか。私は不安になってそのことを歯科医に聞いた。
 「ああ、それは大丈夫ですよ」
 歯科医はまだ笑っていた。
 私は仕方なくそれでその日は帰った。
 翌日、私は便意を催した。金歯が出るかもしれない。さてどうしたものかと私は考えた。出るものなら受けとめたいと思った。しかし家のトイレは洋式で、排出してしまったら便器の底に沈んでしまう。ウンコとともに沈んだ金歯をそこから取り出すのは困難を極めるに違いない。出し落とす前に何らかの方法で受けとめたいと思った。
 私は紅茶をいれるときに使う網を思い起こした。直径7、8センチ程度でちょっと小さめのザルといった感じのあれである。この網を尻の下に構えてウンコを受けとめてみようと考えた。
 計画はためらいもなく実行された。私は洋式便座に座り、右側の尻を少し上げてそこから右手に持った紅茶の網を差し入れた。私は気張った。ところが、その日のウンコはひときわ堅く、しかも長かった。私は体を前に折り曲げて尻の下を覗いて網を操作し、出てきたウンコを受けとめた。しかし堅いウンコは網を押しのけて下へ伸びようとする。私は網を上に持ち上げて何とかウンコをその中で折り畳もうと努力したが、しかしウンコは堅く、しかも長すぎた。
 私は断念した。ウンコは洋式便器の底へと落ちた。私は尻を拭いてから台所に急ぎ、長い菜箸を持ってトイレに戻った。菜箸でウンコを突ついて崩そうとするが、堅くてなかなか崩れない。面倒になったし、そのうち馬鹿らしくなってきたので私は作業を中止した。金歯などもうどうでもよいと思った。
 私は菜箸と紅茶の網を鍋で煮て熱湯消毒していた。そのうち、やはり金歯を受けとめたいと考えた。もしかしたら先ほどのウンコとともにもう出てしまったのかもしれなかったが、まだであればぜひ受けとめたいと思った。その金歯を歯にはめるとか溶かして売るためではなく、自分の体の中を通ってきた物体をこの目で確認したかった。
 翌日、私は割り箸を持って家を出た。どこかでウンコをしたらその割り箸で金歯を捜索してやるつもりだった。
 私は予備校生のくせに予備校には行かず、パチンコ屋に行った。やがて便意を催した。私はトイレに行った。
 「やった」
 トイレは和式だった。これならうまく捜索できるぞ。
 私は喜んで脱糞した。下痢気味だった。
 パチンコ屋のやかましい音楽がトイレの中にまで反響していた。そのときだ。
 「チャリ〜ンッ」
 という金属音がした。パチンコの玉と玉がぶつかるときのような音だった。私はしゃがんだ姿勢のまま下を覗いた。
 あった。軟らか目のウンコにまみれて、金色に光る小さな物体が確かに見えた。私は尻を拭くのももどかしく、急いで割り箸を手に持ち、金歯を拾った。それをまずトイレットペーパーで受けとめ、次いで水を流してウンコを流し去る。そしてあらためて便器の中に金歯を置き、その中の水でよく洗った。その上で金歯をトイレットペーパーで何重にも巻き、ポケットにしまって家に帰った。家では洗剤で洗い、熱湯消毒した。
 翌日、私は歯医者に行った。新しい金歯が奥歯にはめられた。
 「出てきた?」と歯科医は聞いた。
 「ええ」
 パチンコ屋で…と言おうと思ったがやめた。隣にいたきれいな女性の助手の視線が気になったからだ。
 その金歯は今でもわが家に大切に保存されている。もちろん、臭いなどは全然ない。


●サニボンの恐怖 (3.18/98)


 20歳前後のころ、私は2年ほど東京に住んでいた。目黒の八雲という高級住宅街である。その一画というか隅に、小汚いアパートがあった。私はそこに住み、昼はサラリーマンをし、夜は専門学校に通っていた。
 朝は6時に起きて六本木の会社に通い、退社するとその足で麻布十番を通って三田の学校まで徒歩で40分かけて通った(“三田”といっても慶応ではない)。学校が終わるのは夜の10時。三田からバスに乗り、目黒の都立大駅(当時)まで来る。そこから徒歩でアパートに帰ると11時を過ぎていたものだ。
 そんな毎日だったから遊ぶ暇もなかった。アパートに帰るなり簡単な夜食を食べてバタンキューで、起きるとまた同じ1日の繰り返しになった。
 そんなある日、アパートの水洗トイレ(洋式)が詰まった。何度か流してみたが、その度に溢れそうになるばかりで詰まりは取れない。それでも少しずつ水は引いていくので、大丈夫だろうと私は楽観していた。確か朝で、出社時間に遅れそうになった私は放置してアパートを出た。深夜に帰宅すると、トイレの水は引いていた。ホッとして水を流すと、水が流れずにどんどん上昇してきた。今度は少しも水が引かないようで、朝よりも勢いよく水は上昇し、今にも溢れそうになった。溢れる直前で止まった水面を見ていたら、私は便意を催した。
 便座付近まで達した水面を見て、私はどうすべきか困惑した。座れば尻に水がつくことは明らかだった。便器の中の水を見ると、私が捨てたトイレットペーパーが細かくなって浮遊していた。その上に座る気にはなれなかった。といって便意は強まるばかりだった。
 時は深夜で、隣の大家さんにトイレを借りにいくのもはばかられた。私はやむを得ずビニールのゴミ袋を探し出し、四苦八苦の上、その中に脱糞した。四苦八苦したというのは説明を要する。私はウンコをすると同時にオシッコも出るたちで、そのため、しゃがんでうまく尻の下にゴミ袋をセットするまではよかったが、いざウンコを気張ったらオシッコも出てきそうになって困ったのである。オシッコをビニール袋の中にしてしまっては、ちょっとした穴でもあればすぐ漏れてくると思った。試行錯誤の末、私はまずゴミ袋の中にウンコを出し、その間は必死にオシッコを我慢し、脱糞が終了したら時を移さず便器の中に放尿するという方法で難局を打破した。
 そのころには便器の中の水が少し引いていて、1回分のオシッコなら十分に収容できた。
 1日の仕事と学業に疲れ切っていた私は、無事にウンコとオシッコを終えて安心し、風呂に入ってすぐ寝た。
 翌日、トイレを見ると水は引いていた。私は水を流してみた。また溢れそうになった。それでも、また夜になれば水は引いているだろうと思い、忙しかったこともあってそのまま放置した。
 その後も、帰宅すると水は引いていた。そこを見計らってウンコとオシッコをする。そして、ちょっとだけ水を流す。すると翌朝には水分は引いていた。紙や固形物は残ったが、水は引くので何とかなった。そうやって数日を過ごした。
 1週間ほど経つと、便器の中にはトイレットペーパーと固形物で山ができていた。山はどんどん盛り上がってきて、さらに1週間も経つと、座ったときに尻につきそうなほどになっていた。
 さすがに危険を感じた私は日曜に街に出てトイレの詰まりを取る器具を買ってきた。お椀型のゴム製のものが先についている器具である。これを便器の流れ込み口に押しつけ、グイッと引っ張る。するとスポッといって詰まりが取れるというあれである。
 アパートに帰ってこれを試すと、恐るべきことになった。トイレットペーパーとウンコでできた山はなかなか堅く、私は少し水を流してその山を崩してから挑んだのだが、崩したら固形物が水に溶けて水は真っ茶色になり、昔見た貯め壷のような景色になってしまった。そこに詰まり取りの器具を突っ込んでスッポンスッポンやると、なんと茶色の溶液は大きく波打ち、ついには勢い余って四方に飛び跳ねはじめたのである。
 トイレと私は糞尿にまみれた。私は思案し、トイレの床と便器をきれいに拭いたあとで便器に上からゴミ袋を逆さにかぶせ、便器の外側でゴミ袋の口をセロテープでとめた。そしてゴミ袋の底に穴を開け、そこに詰まり取りを差し込み、セロテープで固定した。こうして私はまたスッポンスッポンとやりはじめた。こうすれば、しずくが飛び跳ねてもゴミ袋の中から外に出ることはない。
 ところが、セロテープでとめたのがよくなかった。セロテープの粘着力は予想以上に弱く、ほんの5回ほどスッポンスッポンとやると早くもあちこちではがれ出した。そのことに気付いたとき、今度はゴミ袋が破れた。「アッ」と思ったときはもう遅く、“しずく”はまたも私の服とトイレの床を汚していた。
 私は意地になってきた。服を取り替えてホームセンターへと足を伸ばし、トイレ用品のコーナーで品物を物色した。あった。詰まり取り用の長いワイヤーを見つけた。これを流れ込み口に差し込んでグイグイ押し込めば詰まりなど簡単に取れそうだった。
 私はアパートに帰り、長いゴム手袋をはめて作業を行った。茶色の水の中に思い切って手を入れ、その長いワイヤーの先端を流れ込み口に入れてやる。そして手を水から出し、ワイヤーをどんどん差し込んでやる。2メートルほどもあったワイヤーの半分以上が水没した。このへんでいいだろうと思ってワイヤーを抜く。ところが、何の変化もない。同じ作業を繰り返す。しかし、効果はない。
 私は途方に暮れ、日曜日の太陽は沈み、やがて夜が来て私は仕方なくまた寝た。1週間がまた始まった。私は水の引いた便器の中に脱糞、放尿し、少しだけ水を流して出社し、帰宅するとまた水の引いてることを確認して脱糞、放尿して少しだけ水を流す……という日々を繰り返した。便器の中の山はさらに盛り上がり、ついには便器の中が固形物でびっちりと埋まってしまった。
 私は外側がクラフト紙、内側に防水コートしてある頑丈なゴミ袋を買ってきて、その中で脱糞、放尿するようになった。そうするしかなかった。ここまでトイレが見事に詰まってしまったあとでは、「詰まりました」と大家さんに言い出すことがはばかられた。私でさえ目を覆いたくなるほどのそのありさまを、赤の他人が見たらどうなるであろうか。そう考えると大家さんに言い出せなかった。
 次の日曜日、私はまたホームセンターに行き、詰まり取り製品を探した。今度は薬剤を探した。詰まっている物体を溶かしてくれる薬剤を探した。「サニボンF」(「サニボンS」という名だったかもしれない)という商品を見つけた。説明書きを読むと、詰まったパイプなどにこの薬剤を振り入れてやると詰まりが取れるという。私は4本買った。
 私はサニボンF4本をトイレの床に置き、まず水を少し出して便器の中の固形物を崩した。そうして流れ込み口付近の詰まりを取り除き、そこにおもむろにサニボンFを1本分、一気に振り入れた。サニボンFは白い粉状の薬剤だった。白い粉は便器の中の茶色の溶液の中に次々と沈み、瞬く間に反応しはじめた。シューッというような音を出して細かい泡を吹きはじめた。効きそうに感じた私はもう1本を開封し、それも全部振り入れた。
 シューッ、シューッ……。連鎖反応的に反応は拡大し、便器の中の水面はあっと言う間に泡で埋まった。泡は最初は白かったが次第に茶色に変色し、徐々に盛り上がってきた。
 「まずい」
 と思ったとき、茶色い泡はすでに便座の高さを越えて便器の上で膨らんでいた。今にもこぼれ落ちそうだった。膨らみがとまったかに見えた次の瞬間、茶色い泡は歯止めを失った感情のように当たるところ敵なしの勢いで便器から流れ落ちた。便器の周囲からまるで滝のように泥色の液体がとめどもなく流れ落ちた。
 私は慌てて雑巾やタオルをかき集め、トイレのドアのところに敷いた。溢れ出した糞尿の溶液はトイレの床をみるみる浸し、やがて入口へと殺到してきた。雑巾やタオルのバリケードは今にも押し流されそうだった。私はバスタオルまで動員し、トイレからの流れ出しを阻止した。
 その糞尿の海をどうやって始末したか私はまったく覚えていない。その日、彼女が遊びに来たような記憶がするので、もしかするとすべて彼女にやってもらったのかもしれない。ともかく私は呆然としていたようだ。
 トイレの詰まりは、その後、水酸化ナトリウム系の薬剤を使って取り除くことができた。しかし、泥色の滝の光景は私の記憶からいまだに取り除くことができないでいる。


●飴と粘土ウンコ (3.18/98)


 以前、痰が絡んだり咳が多いとき、私はよく飴をなめた。すると少しは効くようだった。しかし、1年ほど前から飴はなめないようになった。痛い体験をしたからだ。
 そのころ、私は痰がひどく絡んで困っていた。それで毎日数個の飴をなめていた。
 数日後、私は2日ほどウンコをしていないことに気付いた。便秘などあまりしたことのない私には珍しいことであった。それからまた数日、ウンコは出なかった。
 出そうにはなった。しかし、トイレに行くと出ないのだ。そのうち、腹が膨れたような感触になって苦しさを感じるようになった。苦しさは日増しに大きくなっていった。
 やがて、今にも出そうなほど激しい便意を催し、私はトイレに走った。便座に座って私は気張った。しかし出ない。また気張る。すると、ものすごい痛みが走った。ウンコは肛門付近まで達しているようだった。しかし、そこでストップしてどういうわけか出てこない。
 私はいったんトイレを出た。しかし、すぐまた強烈な便意を催してトイレに戻った。しかし、出ない。出ないと苦しい。私の意識とは関係なく、腹の中からウンコを押し出そうとする力が涌いてくる。その力をとめることができなかった。しかしウンコは肛門でストップをかけられて出ることができない。私は激痛に苦しんだ。
 私はトイレから女房を呼び、小さいビニール袋を持ってきてくれるように頼んだ。15センチ四方程度のビニール袋を受けとった私は、それを右手に手袋のように被せた。その右手で肛門の中を調べた。すると、肛門は堅い堅い何かで塞がれていた。いったいこれは何だと最初はわからなかった。やがて、それがウンコであることに気付いた。触って調べるうち、そのウンコは拳ほどの大きさがありそうなほど巨大なものだとわかった。しかも、堅い。その堅さときたら、まるで水分のごく少ない堅い粘土のようだった。
 私は肛門に右手の指を差し込み、その粘土じみたウンコをほじくり出そうとした。堅くてなかなかくずれない。幸いだったのは、そのウンコの塊がいくつかの小さなウンコがくっついてできたものだったことだ。何度も何度もほじっているうちに、ウンコの塊は元の小さな塊に少しずつ分かれた。
 奮闘2時間。途中でビニール袋が破れかけ、新しいのと取り替えて私は汗だくになって奮闘した。私の肛門付近に固まっていたウンコはおよそ8つの塊に分かれ、私の体内からほじくり出された。私は作業を終え、ウンッと気張った。残っていたウンコが排出され、私は大きく息を吐いた。
 そのあとしばらく、私は肛門付近に風を感じつづけた。おそらく肛門が開いていたからだろう。2時間も引っかき回していたのだから無理もなかった。
 こんなことになった原因は、おそらく飴のなめすぎにあったと思う。飴をなめるとウンコが堅くなるようである。一度にたくさんの飴をなめると、ウンコも急に堅くなって便秘になりやすいのではないか。
 皆さん、飴のなめすぎには十分に注意しましょう。痛い思いをしますよ。
※その後、痰切り等を目的に頻繁に飴をなめてしまったことがある。それもかなり長期間に渡ってであるが、便秘にも粘土ウンコにもならなかった。ということは、飴が便秘の原因になるとは言えないのかもしれない。〈3.18/09追記〉

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